カゴメ 2013年3月期 売上高9.0%増 純利益53.7%増

カゴメ（2811・東証1部）が4月25日発表した2013年3月期の連結決算は増収増益だった。売上高が9.0%、純利益が53.7%前の期より増加した。ただ、同時に発表した2014年3月期の業績予想は、一転して減収減益となる見通しを示した。

カゴメは4月25日午後3時40分、2013年3月期の連結決算を発表した。売上高は9.0%増の1962億円となり、前の期より161億円増加。本業のもうけを示す営業利益は9.6%増の92億7800万円だった。営業利益率は4.7%で前の期と同じだった。経常利益は8.8%増の100億円、純利益は53.7%増の64億8000万円だった。自己資本利益率（ROE）は6.7%と、前の期の4.7%より2.0ポイント上昇。1株当たり純利益（EPS）は65円15銭。

決算と同時に2014年3月期の業績予想を公表し、減収減益の見通しを示した。売上高は0.1%減の1960億円と、2億3300万円の減収を見込む。営業利益は4.1%減の89億円、経常利益は8.2%減の92億円を計画。EPSは53円29銭を予想している。