日東紡 2013年3月期 売上高0.6%減 純利益98.1%増

日東紡（3110・東証1部）が5月9日発表した2013年3月期の連結決算は減収増益だった。売上高は0.6%の減収となったが、営業利益は11.6%、純利益は98.1%増加した。1株当たり純利益（EPS）は14円25銭だった。

2014年3月期は増収増益を計画。売上高1.1%増、純利益5.6%増、1株当たり純利益（EPS）15円05銭を見込んでいる。

日東紡は5月9日午後3時、2013年3月期の連結決算を発表した。売上高は0.6%減の821億円となり、前の期より5億3500万円減少した。一方、本業のもうけを示す営業利益は11.6%増の66億1900万円と増益を確保。営業利益率は前の期より0.9ポイント上昇し8.1%となった。経常利益は16.7%増の64億1300万円、純利益は98.1%増の28億4000万円だった。自己資本利益率（ROE）は5%と、前の期の2.6%より2.4ポイント上昇した。

決算と同時に2014年3月期の業績予想を公表し、増収増益の見通しを示した。売上高は1.1%増の830億円を計画。営業利益は5.7%増の70億円を予想。経常利益は1.3%増の65億円、純利益は5.6%増の30億円、EPSは15円05銭を見込んでいる。