日本冶金工業 2013年3月期 売上高19.3%減 最終赤字73億6500万円

日本冶金工業（5480・東証1部）の2013年3月期連結決算は営業段階からの赤字となった。営業赤字は53億8300万円、最終赤字は73億6500万円だった。あわせて2014年3月期の業績予想を公表し、営業黒字、最終黒字を回復する見通しを明らかにした。

日本冶金工業は5月9日午後3時、2013年3月期の連結決算を発表した。営業損益は53億8300万円の赤字（前期26億5200万円の黒字）、経常損益は64億6100万円の赤字（同13億5500万円の黒字）、最終損益は73億6500万円の赤字（同8億3900万円の黒字）となり、営業損益、経常損益、最終損益がそろって赤字となった。売上高は前期比19.3％減の1088億円だった。

最終損失を計上したことで純資産は304億円となり、前の期より73億6800万円減少した。自己資本比率は前の期より3.6ポイント低下し、21.6%となった。

決算と同時に2014年3月期の業績予想を公表し、黒字を回復する見通しを示した。営業損益は25億円の黒字、経常損益は10億円の黒字、最終損益は10億円の黒字を予想。1株当たり純利益（EPS）は6円46銭を見込んでいる。