三菱ケミカル 2013年3月期 売上高3.7%減 純利益47.6%減

三菱ケミカルホールディングス（4188・東証1部）の2013年3月期連結決算は減収減益だった。売上高が前の期より3.7%、純利益が47.6%減少した。1株当たり純利益（EPS）は12円61銭だった。

2014年3月期は増収増益を計画。売上高15.6%増、純利益174.3%増、1株当たり純利益（EPS）34円61銭を見込んでいる。

三菱ケミカルは5月9日午後1時30分、2013年3月期の連結決算を発表した。売上高は3.7%減の3兆885億円となり、前の期より1195億円減少した。本業のもうけを示す営業利益は30.9%減の902億円。営業利益率は2.9%となり、前の期の4.1%から1.2ポイント低下した。経常利益は34.8%減の870億円、純利益は47.6%減の185億円だった。自己資本利益率（ROE）は2.3%と、前の期の4.6%より2.3ポイント下落した。

決算と同時に2014年3月期の業績予想を公表し、増収増益の見通しを示した。売上高は15.6%増の3兆5700億円を計画。営業利益は75.1%増の1580億円を予想。経常利益は64.3%増の1430億円、純利益は174.3%増の510億円、EPSは34円61銭を見込んでいる。