旭化成 2013年3月期 売上高5.9%増 純利益3.7%減

旭化成（3407・東証1部）が5月9日発表した2013年3月期の連結決算は増収減益だった。売上高が前の期に比べ5.9%増加したが、純利益は3.7%減少した。1株当たり純利益（EPS）は38円43銭だった。

2014年3月期は増収増益を計画。売上高13.5%増、純利益43.4%増、1株当たり純利益（EPS）55円09銭を見込んでいる。

旭化成は5月9日午後0時30分、2013年3月期の連結決算を発表した。売上高は5.9%増の1兆6666億円となり、前の期より934億円増加。一方、本業のもうけを示す営業利益は11.8%減の919億円だった。営業利益率は前の期より1.1ポイント低下し5.5%となった。経常利益は11.6%減の951億円、純利益は3.7%減の537億円だった。自己資本利益率（ROE）は7.1%となり、前の期の8.1%より1ポイント下落。

決算と同時に2014年3月期の業績予想を公表し、増収増益の見通しを示した。売上高は13.5%増の1兆8910億円を計画。営業利益は41.4%増の1300億円を予想。経常利益は36.7%増の1300億円、純利益は43.4%増の770億円、EPSは55円09銭を見込んでいる。