ダイニチ 2013年3月期 売上高5.1%増 純利益16.6%減

ダイニチ工業（5951・東証1部）が5月10日発表した2013年3月期の非連結決算は増収減益だった。売上高が前の期に比べ5.1%増加したが、純利益は16.6%減少した。1株当たり純利益（EPS）は65円03銭だった。

2014年3月期は増収増益を計画。売上高3.2%増、純利益4.3%増、1株当たり純利益（EPS）67円86銭を見込んでいる。

ダイニチは5月10日午後4時、2013年3月期の非連結決算を発表した。売上高は5.1%増の232億円となり、前の期より11億2800万円増加。一方、本業のもうけを示す営業利益は23.3%減の18億2700万円だった。営業利益率は前の期の10.8%より2.9ポイント低い7.9%だった。経常利益は24.6%減の18億1300万円、純利益は16.6%減の11億5000万円だった。自己資本利益率（ROE）は4.8%と、前の期の6%より1.2ポイント悪化した。

決算と同時に2014年3月期の業績予想を公表し、増収増益の見通しを示した。売上高は3.2%増の240億円を計画。営業利益は4.0%増の19億円を予想。経常利益は4.8%増の19億円、純利益は4.3%増の12億円、EPSは67円86銭を見込んでいる。