日本カーバイド 2013年3月期 売上高3.2%増 純利益6.0%減

日本カーバイド工業（4064・東証1部）が5月14日発表した2013年3月期の連結決算は増収減益だった。売上高が前の期に比べ3.2%増加したが、純利益は6.0%減少した。1株当たり純利益（EPS）は5円69銭だった。

2014年3月期は増収増益を計画。売上高6.3%増、純利益114.5%増、1株当たり純利益（EPS）12円21銭を見込んでいる。

日本カーバイドは5月14日午後4時、2013年3月期の連結決算を発表した。売上高は3.2%増の507億円となり、前の期より15億8100万円増加。一方、本業のもうけを示す営業利益は38.7%減の10億8000万円だった。営業利益率は2.1%となり、前の期の3.6%から1.5ポイント低下した。経常利益は29.1%減の11億1300万円、純利益は6.0%減の4億6600万円だった。自己資本利益率（ROE）は2.7%となり、前の期の3.2%より0.5ポイント悪化した。

決算と同時に2014年3月期の業績予想を公表し、増収増益の見通しを示した。売上高は6.3%増の540億円を計画。営業利益は112.8%増の23億円を予想。経常利益は88.7%増の21億円、純利益は114.5%増の10億円、EPSは12円21銭を見込んでいる。