中外炉工業 2013年3月期 売上高10.0%減 最終赤字5億6400万円

中外炉工業（1964・東証1部）の2013年3月期連結決算は営業段階からの赤字となった。営業赤字は3億2400万円、最終赤字は5億6400万円だった。あわせて2014年3月期の業績予想を公表し、営業黒字、最終黒字を回復する見通しを明らかにした。

中外炉工業は5月15日午後2時、2013年3月期の連結決算を発表した。営業損益は3億2400万円の赤字（前期20億円の黒字）、経常損益は3億6800万円の赤字（同22億6200万円の黒字）、最終損益は5億6400万円の赤字（同13億5400万円の黒字）となり、営業損益、経常損益、最終損益がそろって赤字となった。売上高は前期比10.0％減の332億円だった。

最終損失を計上したことで純資産は203億円となり、前の期より20億8500万円減少した。自己資本比率は前の期より0.8ポイント上昇し、52.5%となった。

決算と同時に2014年3月期の業績予想を公表し、黒字を回復する見通しを示した。営業損益は2億6000万円の黒字、経常損益は3億8000万円の黒字、最終損益は3億4000万円の黒字を予想。1株当たり純利益（EPS）は4円26銭を見込んでいる。