ニコン 2013年3月期 売上高10.0%増 純利益28.4%減

ニコン（7731・東証1部）が5月9日発表した2013年3月期の連結決算は増収減益だった。売上高が前の期に比べ10.0%増加したが、純利益は28.4%減少した。1株当たり純利益（EPS）は107円07銭だった。

2014年3月期は増収増益を計画。売上高9.8%増、純利益53.1%増、1株当たり純利益（EPS）163円91銭を見込んでいる。

ニコンは5月9日午後3時、2013年3月期の連結決算を発表した。売上高は10.0%増の1兆104億円となり、前の期より918億円増加。一方、本業のもうけを示す営業利益は36.3%減の510億円だった。営業利益率は5.0%となり、前の期の8.7%から3.7ポイント低下した。経常利益は45.9%減の483億円、純利益は28.4%減の424億円だった。自己資本利益率（ROE）は9.2%となり、前の期の14.4%より5.2ポイント悪化した。

決算と同時に2014年3月期の業績予想を公表し、増収増益の見通しを示した。売上高は9.8%増の1兆1100億円を計画。営業利益は66.7%増の850億円を予想。経常利益は75.8%増の850億円、純利益は53.1%増の650億円、EPSは163円91銭を見込んでいる。