カシオ計算機 2013年3月期 売上高1.3%減 純利益364.7%増

カシオ計算機（6952・東証1部）が5月8日発表した2013年3月期の連結決算は減収増益だった。売上高は1.3%の減収となったが、営業利益は121.2%、純利益は364.7%増加した。1株当たり純利益（EPS）は44円17銭だった。

2014年3月期は増収増益を計画。売上高7.5%増、純利益9.5%増、1株当たり純利益（EPS）48円35銭を見込んでいる。

カシオ計算機は5月8日午後3時、2013年3月期の連結決算を発表した。売上高は1.3%減の2977億円となり、前の期より38億9700万円減少した。一方、本業のもうけを示す営業利益は121.2%増の200億円と増益を確保。営業利益率は前の期より3.7ポイント上昇し6.7%となった。経常利益は182.3%増の197億円、純利益は364.7%増の118億円だった。自己資本利益率（ROE）は7.6%と、前の期の1.7%より5.9ポイント上昇した。

決算と同時に2014年3月期の業績予想を公表し、増収増益の見通しを示した。売上高は7.5%増の3200億円を計画。営業利益は24.7%増の250億円を予想。経常利益は16.7%増の230億円、純利益は9.5%増の130億円、EPSは48円35銭を見込んでいる。