凸版印刷 2013年3月期 売上高0.5%減 純利益505.0%増

凸版印刷（7911・東証1部）が5月8日発表した2013年3月期の連結決算は減収増益だった。売上高は0.5%の減収となったが、営業利益は1.7%、純利益は505.0%増加した。1株当たり純利益（EPS）は28円90銭だった。

2014年3月期は純利益が19.2%減、1株当たり純利益（EPS）23円36銭を見込んでいる。

凸版印刷は5月8日午後3時、2013年3月期の連結決算を発表した。売上高は0.5%減の1兆5023億円となり、前の期より81億700万円減少した。一方、本業のもうけを示す営業利益は1.7%増の320億円と増益を確保。営業利益率は2.1%で前の期と同じだった。経常利益は19.8%増の369億円、純利益は505.0%増の185億円だった。自己資本利益率（ROE）は2.5%となり、前の期の0.4%より2.1ポイント改善した。

決算と同時に2014年3月期の業績予想を公表し、売上高が1.2%増の1兆5200億円となる見通しを明らかにした。営業利益は前期比9.1％増の350億円を計画。経常利益は同5.3％減の350億円、純利益は同19.2％減の150億円、EPSは23円36銭を見込んでいる。