ブラザー工業 2013年3月期 売上高3.8%増 純利益8.7%減

ブラザー工業（6448・東証1部）が5月9日発表した2013年3月期の連結決算は増収減益だった。売上高が前の期に比べ3.8%増加したが、純利益は8.7%減少した。1株当たり純利益（EPS）は66円65銭だった。

2014年3月期は増収増益を計画。売上高10.5%増、純利益3.8%増、1株当たり純利益（EPS）69円39銭を見込んでいる。

ブラザー工業は5月9日午後3時40分、2013年3月期の連結決算を発表した。売上高は3.8%増の5160億円となり、前の期より186億円増加。一方、本業のもうけを示す営業利益は12.9%減の297億円だった。営業利益率は前の期の6.9%より1.1ポイント低い5.8%だった。経常利益は32.6%減の231億円、純利益は8.7%減の178億円だった。自己資本利益率（ROE）は7.2%と、前の期の8.7%より1.5ポイント悪化。

決算と同時に2014年3月期の業績予想を公表し、増収増益の見通しを示した。売上高は10.5%増の5700億円を計画。営業利益は7.5%増の320億円を予想。経常利益は38.3%増の320億円、純利益は3.8%増の185億円、EPSは69円39銭を見込んでいる。