日本ゼオン 2013年3月期 売上高4.6%減 純利益22.9%減

日本ゼオン（4205・東証1部）の2013年3月期連結決算は減収減益だった。売上高が前の期より4.6%、純利益が22.9%減少した。1株当たり純利益（EPS）は63円81銭だった。

2014年3月期は増収増益を計画。売上高15.6%増、純利益15.3%増、1株当たり純利益（EPS）73円54銭を見込んでいる。

日本ゼオンは5月9日午後0時30分、2013年3月期の連結決算を発表した。売上高は4.6%減の2507億円となり、前の期より120億円減少した。本業のもうけを示す営業利益は26.2%減の236億円。営業利益率は前の期より2.8ポイント低下し9.4%となった。経常利益は19.9%減の252億円、純利益は22.9%減の147億円だった。自己資本利益率（ROE）は10.1%となり、前の期の15.5%より5.4ポイント悪化。

決算と同時に2014年3月期の業績予想を公表し、増収増益の見通しを示した。売上高は15.6%増の2900億円を計画。営業利益は13.9%増の270億円を予想。経常利益は7.1%増の270億円、純利益は15.3%増の170億円、EPSは73円54銭を見込んでいる。