東レ 2013年3月期 売上高0.2%増 純利益24.5%減

東レ（3402・東証1部）が5月10日発表した2013年3月期の連結決算は増収減益だった。売上高が前の期に比べ0.2%増加したが、純利益は24.5%減少した。1株当たり純利益（EPS）は29円75銭だった。

2014年3月期は増収増益を計画。売上高15.6%増、純利益34.1%増、1株当たり純利益（EPS）39円89銭を見込んでいる。

東レは5月10日午後1時、2013年3月期の連結決算を発表した。売上高は0.2%増の1兆5922億円となり、前の期より36億7500万円増加。一方、本業のもうけを示す営業利益は22.5%減の834億円だった。営業利益率は前の期より1.6ポイント低下し5.2%となった。経常利益は19.7%減の882億円、純利益は24.5%減の484億円だった。自己資本利益率（ROE）は7.2%となり、前の期の10.5%より3.3ポイント下落。

決算と同時に2014年3月期の業績予想を公表し、増収増益の見通しを示した。売上高は15.6%増の1兆8400億円を計画。営業利益は43.8%増の1200億円を予想。経常利益は36.0%増の1200億円、純利益は34.1%増の650億円、EPSは39円89銭を見込んでいる。