三洋工業 2013年3月期 売上高2.4%減 純利益70.6%増

三洋工業（5958・東証1部）が5月10日発表した2013年3月期の連結決算は減収増益だった。売上高は2.4%の減収となったが、営業利益は40.9%、純利益は70.6%増加した。1株当たり純利益（EPS）は27円76銭だった。

2014年3月期は増収減益の計画。売上高5.8%増、純利益37.9%減、1株当たり純利益（EPS）は17円23銭を計画している。

三洋工業は5月10日午前11時、2013年3月期の連結決算を発表した。売上高は2.4%減の278億円となり、前の期より6億8100万円減少した。一方、本業のもうけを示す営業利益は40.9%増の9億3500万円と増益を確保。営業利益率は3.4%となり、前の期の2.3%から1.1ポイント上昇した。経常利益は34.2%増の10億700万円、純利益は70.6%増の9億6600万円だった。自己資本利益率（ROE）は9%となり、前の期の5.7%より3.3ポイント上昇。

決算と同時に2014年3月期の業績予想を公表し、増収減益の見通しを示した。売上高は5.8%増の295億円と増収を確保する計画。半面、営業利益は9.2%減の8億5000万円、経常利益は10.7%減の9億円、純利益は37.9%減の6億円と減益を予想。EPSは17円23銭を見込んでいる。