三菱マテリアル 2013年3月期 売上高10.7%減 純利益286.3%増

三菱マテリアル（5711・東証1部）が5月10日発表した2013年3月期の連結決算は減収増益だった。売上高は10.7%の減収となったが、営業利益は0.4%、純利益は286.3%増加した。1株当たり純利益（EPS）は28円19銭だった。

2014年3月期は増収増益を計画。売上高15.0%増、純利益21.8%増、1株当たり純利益（EPS）34円33銭を見込んでいる。

三菱マテリアルは5月10日午後3時、2013年3月期の連結決算を発表した。売上高は10.7%減の1兆2872億円となり、前の期より1535億円減少した。一方、本業のもうけを示す営業利益は0.4%増の525億円と増益を確保。営業利益率は前の期より0.5ポイント上昇し4.1%となった。経常利益は75.1%増の744億円、純利益は286.3%増の369億円だった。自己資本利益率（ROE）は9.8%と、前の期の2.8%より7.0ポイント上昇した。

決算と同時に2014年3月期の業績予想を公表し、増収増益の見通しを示した。売上高は15.0%増の1兆4800億円を計画。営業利益は37.1%増の720億円を予想。経常利益は7.5%増の800億円、純利益は21.8%増の450億円、EPSは34円33銭を見込んでいる。