東邦化学 2013年3月期 売上高1.8%減 純利益337.8%増

東邦化学工業（4409・東証2部）が5月10日発表した2013年3月期の連結決算は減収増益だった。売上高は1.8%の減収となったが、営業利益は5.7%、純利益は337.8%増加した。1株当たり純利益（EPS）は33円15銭だった。

2014年3月期は増収減益の計画。売上高5.2%増、純利益19.4%減、1株当たり純利益（EPS）は26円72銭を計画している。

東邦化学は5月10日午後2時、2013年3月期の連結決算を発表した。売上高は1.8%減の351億円となり、前の期より6億5100万円減少した。一方、本業のもうけを示す営業利益は5.7%増の12億4100万円と増益を確保。営業利益率は3.5%となり、前の期の3.3%から0.2ポイント上昇した。経常利益は46.5%増の11億2600万円、純利益は337.8%増の7億700万円だった。自己資本利益率（ROE）は8.2%と、前の期の2%より6.2ポイント改善した。

決算と同時に2014年3月期の業績予想を公表し、増収減益の見通しを示した。売上高は5.2%増の370億円と増収を確保する計画。半面、営業利益は11.4%減の11億円、経常利益は9.5%減の10億2000万円、純利益は19.4%減の5億7000万円と減益を予想。EPSは26円72銭を見込んでいる。