田辺工業 2013年3月期 売上高10.6%増 純利益197.1%増

田辺工業（1828・東証2部）が5月15日発表した2013年3月期の連結決算は増収増益だった。売上高が10.6%、純利益が197.1%前の期より増加した。同時に発表した2014年3月期の業績予想は、増収減益の見通しを示した。売上高が0.1%増となる一方、純利益は21.6%減を予想している。

田辺工業は5月15日午後3時、2013年3月期の連結決算を発表した。売上高は10.6%増の239億円となり、前の期より22億9000万円増加。本業のもうけを示す営業利益は72.5%増の8億2600万円だった。営業利益率は前の期の2.2%より1.2ポイント高い3.4%だった。経常利益は75.8%増の8億7200万円、純利益は197.1%増の5億1000万円だった。自己資本利益率（ROE）は5.3%と、前の期の1.8%より3.5ポイント改善した。1株当たり純利益（EPS）は95円45銭。

決算と同時に2014年3月期の業績予想を公表し、増収減益の見通しを示した。売上高は0.1%増の240億円と、600万円の増収を見込む一方、営業利益は21.3%減の6億5000万円、経常利益は19.7%減の7億円の減益となる見通し。EPSは74円75銭を予想している。