朝日工業社 2013年3月期 売上高12.1%減 最終赤字10億6700万円

朝日工業社（1975・東証1部）の2013年3月期連結決算は営業段階からの赤字となった。営業赤字は14億5400万円、最終赤字は10億6700万円だった。あわせて2014年3月期の業績予想を公表し、営業黒字、最終黒字を回復する見通しを明らかにした。

朝日工業社は5月15日午後2時、2013年3月期の連結決算を発表した。営業損益は14億5400万円の赤字（前期4億5800万円の黒字）、経常損益は13億900万円の赤字（同6億1400万円の黒字）、最終損益は10億6700万円の赤字（同9600万円の黒字）となり、営業損益、経常損益、最終損益がそろって赤字となった。売上高は前期比12.1％減の594億円だった。

最終損失を計上したことで純資産は前の期から6億1200万円減少し、192億円となった。自己資本比率は35.9%となり、前の期より0.7ポイント上昇した。

決算と同時に2014年3月期の業績予想を公表し、黒字を回復する見通しを示した。営業損益は10億円の黒字、経常損益は11億円の黒字、最終損益は5億円の黒字を予想。1株当たり純利益（EPS）は15円66銭を見込んでいる。