ナトコ 2013年10月期 売上高17.0%増 純利益204.4%増

塗料メーカーのナトコ（4627・ジャスダック）が12月9日発表した2013年10月期の連結決算は増収増益だった。売上高が17.0%、純利益が204.4%前の期より増加した。ただ、同時に発表した2014年10月期の業績予想は、一転して減収減益となる見通しを示した。

ナトコは12月9日午後3時、2013年10月期の連結決算を発表した。売上高は17.0%増の160億円となり、前の期より23億2600万円増加。本業のもうけを示す営業利益は150.9%増の25億6000万円だった。営業利益率は16.0%となり、前の期の7.5%から8.5ポイント上昇した。経常利益は154.0%増の27億3000万円、純利益は204.4%増の15億700万円だった。自己資本利益率（ROE）は11.4%となり、前の期の4.1%より7.3ポイント改善した。1株当たり純利益（EPS）は205円87銭。

決算と同時に2014年10月期の業績予想を公表し、減収減益の見通しを示した。売上高は3.2%減の155億円と、5億600万円の減収を見込む。営業利益は27.8%減の18億5000万円、経常利益は30.4%減の19億円を計画。EPSは135円08銭を予想している。