NIPPO 2013年3月期 売上高2.3%増 純利益94.5%増

NIPPO（1881・東証1部）が5月9日発表した2013年3月期の連結決算は増収増益だった。売上高が2.3%、純利益が94.5%前の期より増加した。同時に発表した2014年3月期の業績予想は、増収減益の見通しを示した。売上高が2.6%増となる一方、純利益は10.6%減を予想している。

NIPPOは5月9日午後3時、2013年3月期の連結決算を発表した。売上高は2.3%増の3850億円となり、前の期より84億9400万円増加。本業のもうけを示す営業利益は36.5%増の222億円だった。営業利益率は5.8%となり、前の期の4.3%から1.5ポイント上昇した。経常利益は40.5%増の238億円、純利益は94.5%増の145億円だった。自己資本利益率（ROE）は7.7%と、前の期の4.2%より3.5ポイント上昇した。1株当たり純利益（EPS）は122円03銭。

決算と同時に2014年3月期の業績予想を公表し、増収減益の見通しを示した。売上高は2.6%増の3950億円と、99億8300万円の増収を見込む一方、営業利益は5.8%減の210億円、経常利益は7.9%減の220億円の減益となる見通し。EPSは109円13銭を予想している。