東ソー 2013年3月期 売上高2.7%減 純利益79.8%増

東ソー（4042・東証1部）が5月10日発表した2013年3月期の連結決算は減収増益だった。売上高は2.7%の減収となったが、営業利益は3.1%、純利益は79.8%増加した。1株当たり純利益（EPS）は28円17銭だった。

2014年3月期は増収増益を計画。売上高9.2%増、純利益36.4%増、1株当たり純利益（EPS）38円40銭を見込んでいる。

東ソーは5月10日午後2時、2013年3月期の連結決算を発表した。売上高は2.7%減の6684億円となり、前の期より186億円減少した。一方、本業のもうけを示す営業利益は3.1%増の244億円と増益を確保。営業利益率は前の期の3.5%より0.2ポイント高い3.7%だった。経常利益は35.5%増の335億円、純利益は79.8%増の168億円だった。自己資本利益率（ROE）は9.4%と、前の期の5.6%より3.8ポイント改善。

決算と同時に2014年3月期の業績予想を公表し、増収増益の見通しを示した。売上高は9.2%増の7300億円を計画。営業利益は63.5%増の400億円を予想。経常利益は16.1%増の390億円、純利益は36.4%増の230億円、EPSは38円40銭を見込んでいる。