前田建設 2013年3月期 売上高17.8%増 最終赤字52億7100万円

前田建設工業（1824・東証1部）の2013年3月期連結決算は営業段階からの赤字となった。営業赤字は70億5100万円、最終赤字は52億7100万円だった。あわせて2014年3月期の業績予想を公表し、営業黒字、最終黒字を回復する見通しを明らかにした。

前田建設は5月15日午後3時30分、2013年3月期の連結決算を発表した。営業損益は70億5100万円の赤字（前期52億9900万円の黒字）、経常損益は42億2600万円の赤字（同52億9000万円の黒字）、最終損益は52億7100万円の赤字（同31億9700万円の黒字）となり、営業損益、経常損益、最終損益がそろって赤字となった。売上高は前期比17.8％増の3691億円だった。

純資産は1215億円となり、前の期から3億9900万円増加した。自己資本比率は29.9%となり、前の期より1.5ポイント低下した。

決算と同時に2014年3月期の業績予想を公表し、黒字を回復する見通しを示した。営業損益は58億円の黒字、経常損益は72億円の黒字、最終損益は52億円の黒字を予想。1株当たり純利益（EPS）は29円33銭を見込んでいる。