広栄化学 2013年3月期 売上高7.6%減 最終赤字2億4400万円

広栄化学工業（4367・大証2部）の2013年3月期連結決算は営業段階からの赤字となった。営業赤字は5億5500万円、最終赤字は2億4400万円だった。あわせて2014年3月期の業績予想を公表し、営業黒字、最終黒字を回復する見通しを明らかにした。

広栄化学は5月9日午後1時、2013年3月期の連結決算を発表した。営業損益は5億5500万円の赤字（前期2億8400万円の黒字）、経常損益は3億5900万円の赤字（同3億8400万円の黒字）、最終損益は2億4400万円の赤字（同1億5900万円の黒字）となり、営業損益、経常損益、最終損益がそろって赤字となった。売上高は前期比7.6％減の182億円だった。

最終損失の計上により純資産は前の期から1億6600万円減少し、124億円となった。自己資本比率は55.1%となり、前の期より2.3ポイント低下した。

決算と同時に2014年3月期の業績予想を公表し、黒字を回復する見通しを示した。営業損益は3億3000万円の黒字、経常損益は3億3000万円の黒字、最終損益は2億円の黒字を予想。1株当たり純利益（EPS）は8円17銭を見込んでいる。