小野薬品 2013年3月期 売上高0.3%減 純利益1.0%減

小野薬品工業（4528・大証1部）の2013年3月期連結決算は減収減益だった。売上高が前の期より0.3%、純利益が1.0%減少した。1株当たり純利益（EPS）は227円51銭だった。

2014年3月期は増収減益の計画。売上高2.0%増、純利益15.4%減、1株当たり純利益（EPS）は192円42銭を計画している。

小野薬品は5月13日午後1時、2013年3月期の連結決算を発表した。売上高は0.3%減の1453億円となり、前の期より3億8500万円減少した。本業のもうけを示す営業利益は15.8%減の319億円。営業利益率は前の期の26.0%より4ポイント低い22.0%だった。経常利益は16.1%減の339億円、純利益は1.0%減の241億円だった。自己資本利益率（ROE）は5.9%と、前の期の6.2%より0.3ポイント悪化した。

決算と同時に2014年3月期の業績予想を公表し、増収減益の見通しを示した。売上高は2.0%増の1483億円と増収を確保する計画。半面、営業利益は12.6%減の279億円、経常利益は14.6%減の290億円、純利益は15.4%減の204億円と減益を予想。EPSは192円42銭を見込んでいる。