NDS 2013年3月期 売上高16.6%増 純利益43.6%増

NDS（1956・東証1部）が5月13日発表した2013年3月期の連結決算は増収増益だった。売上高が16.6%、純利益が43.6%前の期より増加した。ただ、同時に発表した2014年3月期の業績予想は、一転して減収減益となる見通しを示した。

NDSは5月13日午後1時40分、2013年3月期の連結決算を発表した。売上高は16.6%増の842億円となり、前の期より119億円増加。本業のもうけを示す営業利益は64.5%増の33億1200万円だった。営業利益率は前の期より1.1ポイント上昇し3.9%となった。経常利益は56.6%増の36億6200万円、純利益は43.6%増の15億3300万円だった。自己資本利益率（ROE）は4.9%と、前の期の3.5%より1.4ポイント改善。1株当たり純利益（EPS）は26円02銭。

決算と同時に2014年3月期の業績予想を公表し、減収減益の見通しを示した。売上高は8.6%減の770億円と、72億2300万円の減収を見込む。営業利益は39.6%減の20億円、経常利益は37.2%減の23億円を計画。EPSは20円34銭を予想している。