日亜鋼業 2013年3月期 売上高0.3%減 純利益471.7%増

日亜鋼業（5658・東証1部）が5月9日発表した2013年3月期の連結決算は減収増益だった。売上高は0.3%の減収となったが、営業利益は382.5%、純利益は471.7%増加した。1株当たり純利益（EPS）は14円70銭だった。

2014年3月期は減収減益の計画。売上高0.3%減、純利益は17.7%減、1株当たり純利益（EPS）は12円12銭を見込んでいる。

日亜鋼業は5月9日午後2時、2013年3月期の連結決算を発表した。売上高は0.3%減の274億円となり、前の期より9100万円減少した。一方、本業のもうけを示す営業利益は382.5%増の7億6600万円と増益を確保。営業利益率は前の期の0.6%より2.2ポイント高い2.8%だった。経常利益は57.9%増の11億9300万円、純利益は471.7%増の7億1700万円だった。自己資本利益率（ROE）は1.8%と、前の期の0.3%より1.5ポイント改善した。

決算と同時に2014年3月期の業績予想を公表し、減収減益見通しを明らかにした。売上高が0.3%減の273億円となり、9100万円の減収となる見通し。営業利益は10.8%減の6億8300万円、経常利益は16.7%減の9億9400万円、純利益は17.7%減の5億9000万円を予想。EPSは12円12銭を見込んでいる。